多くの人が気になる電力会社の乗り換え。
私も2024年4月にソフトバンクでんきから楽天でんきへの乗り換えを決意しました。
この記事では楽天でんきへの乗り換え理由と、これまで使ってきたソフトバンクでんきと楽天でんきの料金比較、さらに楽天でんき、楽天ガスの申し込みから切り替えまでの詳細な流れについて解説します。
また、同時に楽天ひかりへの乗り換えも検討したのですが今回は断念しました。この理由についても解説しています。
楽天でんき乗り換えを検討中の方に向けて、私の経験が役に立てば幸いです。
なぜソフトバンクでんきから楽天でんきに乗り換えたのか?
私の場合は2024年4月1日から楽天でんきがSPU+0.5倍の対象になったのが大きな理由です。
携帯はメインでワイモバイルを使っているのでソフトバンクでんきとの組み合わせでおうち割がありますが、割引きが毎月110円、25ヶ月以降は55円ということで、ネットショップをほぼ楽天でする私にはSPUの方がお得だったからです。
また、楽天でんきの料金シミュレーションを何度か試してみたところ、少し安くなったので乗り換えしてみようと決断しました。
なお、私は電力会社を東京電力 → ソフトバンクでんき → 楽天でんきという流れで契約をしています。
【都内1人暮らし】ソフトバンクでんきと楽天でんきの料金比較表 安くなったのか?
2023年のソフトバンクでんきと楽天でんきの利用料金の比較表を作成しました。
楽天でんきはプランSで2024年6月から料金が発生しています。
右から2番目「差額」の列がソフトバンクでんきと楽天でんきの料金を比較した金額です。
これから比較表を更新して実際に安くなったのか、高くなったのか検証していきたいと思います。
なお、私は都内1人暮らしです。
利用月 | 2023年ソフトバンクでんき | 2024年楽天でんき | 差額 | 獲得ポイント |
---|---|---|---|---|
1月 | 18,431円 413kWh | 未使用 | ||
2月 | 17,230円 455kWh | 未使用 | ||
3月 | 10,857円 305kWh | 未使用 | ||
4月 | 8,027円 233kWh | 未使用 | ||
5月 | 6,026円 190kWh | 未使用 | ||
6月 | 6,662円 203kWh | 7,668円 199kWh | +1,006円(-4kWh) | 69 |
7月 | 10,787円 298kWh | 10,044円 249kWh | -743円(-49kWh) | 91 |
8月 | 12,406円 339kWh | 16,681円 385kWh | +4,275円(+46kWh) | 151 |
9月 | 10,121円 301kWh | 11,791円 307kWh | +1,670円(+6kWh) | 107 |
10月 | 7,259円 209kWh | 7,674円 198kWh | +415円(+11kWh) | 69 |
11月 | 7,747円 222kWh | 8,159円 202kWh | +412円(-20kWh) | 74 |
12月 | 12,087円 321kWh | 13,609円 327kWh | +1,522円(+6kWh) | 123 |
合計 | 12万7,640円 3,489kWh | 7万5,626円 1,867kWh | +8,557円 | 684 |

12月も使用量はあまり変わらなかったのですが楽天でんきの方が高くなってしまいました。2024年は7ヶ月間楽天でんきだったのですが、合計8,557円ソフトバンクでんきより高いという結果に。
楽天でんきの都内1人暮らしは高くなるのでやめた方がいいかもしれません。
楽天でんき電気料金の変動
2024年8~10月「酷暑乗り切り緊急支援」で楽天でんき、楽天ガス料金も値引き
2024年8、9、10月の電気料金、ガス料金が「酷暑乗り切り緊急支援」により値引きがあると楽天でんきの管理ページで案内がありました。
経済産業省の「酷暑乗り切り緊急支援」により8~10月の期間、楽天でんき、楽天ガスも値引きがあるとのことです。別途自分で申請などは必要なく、自動で適用されます。
詳細は「酷暑乗り切り緊急支援」に伴う電気料金・ガス料金の値引きについて、経済産業エネルギー庁 電気・ガス料金支援を確認ください。
「酷暑乗り切り緊急支援」で9月利用分が1,228円安くなる
10月9日に楽天でんきからメールが届き、「酷暑乗り切り緊急支援」で1,228円安くなったと連絡がありました。

「酷暑乗り切り緊急支援」で10月利用分が792円安くなる
11月8日に楽天でんきからメールが届き、「酷暑乗り切り緊急支援」で792円安くなったと連絡がありました。

「酷暑乗り切り緊急支援」で11月利用分が505円安くなる
11月7日に楽天でんきからメールが届き、「酷暑乗り切り緊急支援」で505円安くなったと連絡がありました。

2022年〜2024年の電気料金、使用kWh一覧
過去の利用料金と比較できるように2022年ソフトバンクでんき利用時から現在までの利用料金一覧表を作成しました。
何かの参考になれば幸いです。
※2022年1月から2024年5月までソフトバンクでんき、2024年6月から楽天でんきに切り替わっています。
利用月 | 2022年 | 2023年 | 2024年 |
---|---|---|---|
1月 | 9,913円 | 18,431円 413kWh | 13,551円 362kWh |
2月 | 10,705円 | 17,230円 455kWh | 15,581円 418kWh |
3月 | 14,175円 | 10,857円 305kWh | 12,773円 367kWh |
4月 | 10,414円 | 8,027円 233kWh | 8,765円 259kWh |
5月 | 6,840円 | 6,026円 190kWh | 6,179円 170kWh |
6月 | 6,787円 | 6,662円 203kWh | 7,668円 199kWh |
7月 | 10,333円 295kWh | 10,787円 298kWh | 10,044円 249kWh |
8月 | 11,913円 329kWh | 12,406円 339kWh | 16,681円 385kWh |
9月 | 9,127円 252kWh | 10,121円 301kWh | 11,791円 307kWh |
10月 | 7,179円 196kWh | 7,259円 209kWh | 7,674円 198kWh |
11月 | 10,197円 261kWh | 7,747円 222kWh | 8,159円 202kWh |
12月 | 14,157円 329kWh | 12,087円 321kWh |
楽天でんき申し込みから切り替え、SPU+0.5倍対象までの流れ

私が楽天でんきに申込してから楽天でんきに切り替わり、楽天でんきのSPU+0.5倍が適用されるまでの流れを解説します。
なお、楽天でんきの利用開始は申し込みから約1ヶ月かかりました。
SPUの楽天でんき+0.5倍対象は申し込みから約70日かかりました。
参考になれば幸いです。
4月21日に楽天でんきプランSと楽天ガス プランSに申し込みをしました。
申し込み前に以下の2つのキャンペーンにエントリーしました。
現在は私が申し込みした時よりお得な「楽天でんきと楽天ガスセットでお申し込むと合計8,000ポイントプレゼントキャンペーン」を開催しているのでこれから申し込みを検討している方は参考にしてください。
2024年11月30日に楽天でんき6,000ポイントプレゼントキャンペーンの特典6,000ポイントが付与されました。!

楽天でんきから「【至急:ご確認願います】お申し込み内容修正に伴うご依頼」という件名のメールが届きました。
要約するとソフトバンクでんきに申請をしたら一部の情報に不整合があり切り替えができないので契約情報をもう一度教えて欲しいというものでした。
初回の申し込みでで入力間違いしたかな?と思いながら手続き方法【1】のこのメールに返信する形で以下の確認項目を記載しました。
- 現在の小売電気事業者名 :
- お客様番号 :
- 供給地点特定番号 :
- 契約名義(漢字/カナ) :
- ご住所 :
約5日後に「【楽天でんき】ご利用開始予定日のご連絡」が届き、利用開始が2024年5月20日からというのがわかりました。
毎月20日はソフトバンクでんきの時と同じ請求サイクルとなっています。
また、初回請求タイミングは以下の記載があり、2ヶ月後になるのもわかりました。
初回ご請求タイミングは、ご利用開始の2カ月後となります。
例:1月にご利用開始のお客様への初回ご請求は3月を予定しております。
5月20日から楽天でんきに自動で切り替わりました。
切り替わるまでソフトバンクでんきから何か連絡があったり、電気メーターの件で業者が尋ねてきたりというのも全く何もなく勝手に切り替わったという感じです。
Webとメールだけで全て完結するのは簡単で良かっと思います。

2024年7月1日より楽天でんきのSPU+0.5倍が対象になり、SPUの合計が7.5倍になりました。
4月下旬に申し込んで7月に対象になったので、楽天でんき申し込みから約70日でSPU対象になりました。
楽天でんきのSPUは月間購入上限額が20万円
楽天でんきのSPUは+0.5倍で月間1,000ポイントもらえるので、月間の購入上限額は税抜20万円となります。
月間で税抜20万円を超えた購入は楽天でんきのSPUの上限に到達してポイントがもらえないので、楽天でんきが対象の方は注意が必要です。


東京ガスから楽天ガスに乗り換えた理由
私は楽天でんき申し込み時に同時に楽天ガスも同時に申し込んだのですが、理由は調べたところ私の利用状況だと東京ガスと楽天ガスで料金が変わらないのと、楽天でんきと楽天ガス同時申し込みでたしか+2,000ポイント多くもらえたためです。
私が申し込んだ時のキャンペーンページを紛失してしまったので間違っているかもしれませんが、楽天でんき、楽天ガス同時申し込みで+2,000か+3,000ポイント多くもらえました。合計で7,000ポイントもらえるキャンペーンです。
料金が変わらずにポイントがもらえるならついでに乗り換えしようと判断しました。
東京ガスから楽天ガス切り替えまでの流れ
私は前述の通り、楽天でんき申し込み時に同時に楽天ガス(プランS)も申し込みました。
東京ガスから楽天ガスへ切り替わったのですが、切り替えまでの流れを記録として残しておこうと思います。
切り替えは楽天でんき同様に全てWebとメールのみで完了しており、今のところ東京ガスから連絡や訪問などもありません。
なお、楽天ガスの利用開始は楽天でんきと同じで申し込みから約1ヶ月かかりました。
参考になれば幸いです。
楽天ガスは楽天でんきと同じ2024年4月21日に申し込みました。

楽天でんきの利用開始のメール(4月28日)から約4日遅れて利用開始の連絡がメールで届きました。
7月15日時点で既に楽天ガスに切り替わっていると思うのですが、まだ管理画面上ではデータが反映されていませんでした。
変化があれば追記したいと思います。

7月24日に6月分の楽天ガス利用料金の確定案内がメールで届きました。
楽天でんきより約10日遅れて料金確定メールが届いたことになります。
料金は20㎥で4,256円、獲得ポイントは38ポイントでした。
東京ガス、楽天ガス料金比較表で料金を記録しているので参考にしてください。
楽天ガス申し込み時にエントリーした「楽天ガス&ご利用でポイントプレゼントキャンペーン」の特典3,000ポイントが付与されました。
4月21日に申し込んだので約4ヶ月後に特典ポイントがもらえたということになります。

忘れていたので嬉しかったです。来月の楽天スーパーセールで使いたいと思います!
【都内1人暮らし】東京ガス、楽天ガス料金比較表
東京ガスと楽天ガスは都内1人暮らしの場合、事前調査で料金は変わらないということでしたが、せっかくなので料金比較表を作ってみました。
東京ガスの使用量が不明だったため料金のみ記載しています。
利用月 | 2023年東京ガス | 2024年楽天ガス | 差額 | 獲得ポイント |
---|---|---|---|---|
1月 | 10,823円 | 未使用 | ||
2月 | 8,035円 | 未使用 | ||
3月 | 6,958円 | 未使用 | ||
4月 | 4,866円 | 未使用 | ||
5月 | 4,761円 | 未使用 | ||
6月 | 2,607円 | 4,256円 20㎥ | +1,649円 | 38 |
7月 | 2,506円 | 3,442円 15㎥ | +936円 | 31 |
8月 | 1,508円 | 1,996円 7㎥ | +488円 | 18 |
9月 | 1,335円 | 1,709円 6㎥ | +374円 | 15 |
10月 | 2,809円 | 3,170円 15㎥ | +361円 | 28 |
11月 | 4,474円 | 5,674円 30㎥ | +1,200円 | 51 |
12月 | 5,194円 | 5,458円 27㎥ | +264円 | 49 |
合計 | 5万5,876円 | 2万5,705 48㎥ | +5,272円 | 230 |

東京ガスの使用量が不明なのでなんとも言えませんが楽天ガスの方が若干高くなっています。楽天市場購入でもらえる楽天でんきSPUを含めても少し高くなっているような。。
何かの参考になれば幸いです。
楽天ひかりへの乗り換えはかなり大変だったのでひとまず断念
楽天でんきに乗り換えるついでに、ソフトバンクひかりも楽天ひかりへ乗り換えようと考えましたが、結論からいうと乗り換えがかなり大変だったので断念しました。
現在ソフトバンクひかりとワイモバイルの「おうち割 光セット(A)」が適用されているのでこのままでもいいかなという結論になりました。
楽天ひかりへの乗り換えをネットで調べてみると自分1人ではちょっと不安だったので、楽天モバイルに相談に行ったのですが、現時点ではほぼ全て自分で調べて自己解決しないといけないというのがわかりました。
さらにYahoo! BBメールのアドレスybb.ne.jpが使えなくなるというのも乗り換えを断念した大きな要因となりました。
私はNTTのフレッツ光からソフトバンクひかりへ移行し、最初のフレッツ光の時にひかり電話を契約しています。
そして最初の契約で@ybb.ne.jpのアドレスを取得し、色々なサービスでこのアドレスを使っているので移行が非常に大変な状況です。
さらにソフトバンクひかり契約時にルーターが届いたのですが使っていない状況です。フレッツ光の時から使っているルーターで十分だったので使っていませんでした。
この状況から楽天ひかりへの移行は以下のような内容を自分で調べて解決しないといけないのがわかりました。
- 現状の状態でそのまま楽天ひかりに移行してそのままインターネットやひかり電話は使えるのか?
- ソフトバンクひかりのルータは返すのか?返してもひかり電話はそのまま使えるのか?
- 現在使っているNTTのルータを返す必要があるのか?返してもひかり電話はそのまま使えるのか?
- 楽天ひかりとひかり電話に対応したルータを購入する必要があるのか?ひかり電話の電話番号は変わらないのか?
- 新しいルーターを購入した場合インターネットの設定やひかり電話の設定は自分でもできるのか?(調べたら自分でできそう)
私はルーターの設定などはあまり詳しくないので楽天モバイルの対応してくれたお姉さんに、有料でもいいので出張で自宅まできて設定してくれるサービスはないか尋ねたところ、無料の電話対応が1回だけあるとのこと。
自宅のインターネットは仕事でも使っており、少しでも設定ミスでネット環境が途切れたりひかり電話が使えないと困るのと、メールアドレスの変更や調べるのが多すぎて大変だなと思ってしまい、ひとまず現状はソフトバンクひかりを使おうということになりました。
楽天ひかりのSPU+2倍も魅力ですが、楽天でんきの乗り換えのようにもっと簡単に乗り換えができるようになれば乗り換えしようと思います。
まとめ
私は今のところ楽天でんきに乗り換えて良かったのか何とも言えない状況です。
料金の比較をこれから続けてどうなるか引き続き調査していきたいと思います。
楽天でんき、楽天ガスの乗り換え自体はWebとメールのみで完結し、簡単に切り替えができるので良かったと思いました。
この記事が楽天でんきや楽天ガスの乗り換えを検討している方の参考になれば幸いです。


